ダンサーとして世界中を回るÜSAさんが、
【世界で一番踊れるお酒】と評するテキーラの魅力とは?
EXILEのÜSAさんがプロデュースしたテキーラ【HAPPiLA】。
なぜテキーラなのか? そこにÜSAさんの込めた思いとは?
日本人に知られざる、テキーラの魅力と共に、ÜSAさんのテキーラへの情熱、
そして【HAPPiLA】とは一体どんなお酒なのか、を存分に語っていただきました。
ÜSA
1977年、神奈川県横浜市生まれ。ダンサー、EXILEのメンバー。
【ダンスは世界共通言語】をテーマに2006年よりDANCE EARTHの活動を開始し、これまでに約20カ国の世界各国の踊りを直に体感、そこで得た経験を基に書籍、絵本、舞台、映像作品の制作など様々な形で自身の想いを発表している。
北里洋平
1980年埼玉生まれ、南米チリ育ち。自伝家。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、株式会社日立製作所に入社。会社員時代、処女作『若きサムライ、その声を聞け』を出版。27歳で結婚。第一子の誕生を機に、自伝中心の出版社NORTH VILLAGEを設立。現在は世界中に18店舗の飲食店を経営。また、出張買収24時(リサイクル事業)、東京アジト(不動産事業)、NORTH VILLAGE EDITORIAL STUDIO(オンラインサロン)など、旅をしながら遊びを仕事にするスタイルで、活躍の場を拡大中
なぜテキーラなのか?
北里 今回テキーラをプロデュースされたということですが、
なぜテキーラだったんでしょうか? もともとお好きだったんですか?
ÜSA 僕は酒飲みなので、どんなお酒も大好きです。
ただ、テキーラについては、もともと【なんとなくテンションの上がるお酒】 というくらいの印象のお酒でした。でも、ダンサーとして数十カ国を渡り歩き、ありとあらゆるお酒を飲んで、踊っていく中で、
【テキーラが 一番踊れる酒】ってことに気づいたんです。
北里 わかる気がします。なぜテキーラが【踊れるお酒】なんでしょうか?
ÜSA 僕は日本酒やワインも大好きですが、ずっしり重い。腰を据えて
語るにはいいけど、動く感じではない。対して、テキーラは酔い方が
軽いんです。元気になり、動きたくなる。アッパーな酔い方、とも言えますね。だから酔って踊るには最高なんです。色々と飲み比べてテキーラに辿り着き、それからは原料や作り方など、テキーラについて調べまくりました。
北里 なるほど、それはダンサーならではの目線ですね。
テキーラの原料についても教えて下さい。
ÜSA テキーラはアガベ ( 竜舌蘭 ) を原材料とした蒸留酒です。もともとは、さまざまな種類のアガベを原材料とする【メスカル】というお酒の一種だったのですが、メキシコ・ハリスコ州にある、テキーラ村周辺で造られる、ブルーアガベ種のみを使用した【メスカル】が、【テキーラ】 として拡がっていったんです。
北里 テキーラ村 ! そんな村があるんですね ( 笑 )
ÜSA そうなんです。その村を中心に、メキシコの 5 州 ( ハリスコ、 ナヤリ、タマウリパス、ミチョアカン、グアナファト ) でしか造られて いません。原産地呼称で保護されたお酒なんです。
北里 原産地呼称ってことは、シャンパンみたいなものなんですね。
ÜSA そうですね。さらに、CRT( テキーラ規制委員会 ) によって厳正に 管理され、テキーラに関するメキシコ公式規則 (NOMT) を満たしたもの だけが【テキーラ】と呼ばれるようになります。【アガベ】の正式名称は【アガベアスル】。地球上で数箇所しか育たない植物で、年間 250 日以上晴れていないと育たない、まさに【晴れ】な植物。さらに、収穫に 3 年 ~ 6 年を要するなど、手間と時間もかかります。お酒はふつう、完成してから価値は生まれるものですが、テキーラの場合は原料となる農作物の価値も高いんです。
北里 そんなに貴重なお酒だったとは。
ÜSA はい。知れば知るほど、凄いお酒なんだな、と。
日本でのテキーラのイメージを変えたい
北里 そこからテキーラにハマってしまった、と。
ÜSA ええ、2012 年に実際テキーラ村に行ってテキーラを造る現場を見て、すっかりテキーラの魅力に取り憑かれてしまいました。
そして、これはもう自分で作るしかないと思い、速攻で現地 ( メキシコ ) の蒸留所と契約して、オリジナルテキーラの開発をスタートしたんです。
日本でのテキーラは、飲み会とかの罰ゲームの代名詞じゃないですか ?
北里 たしかに、
ゲームなんかで負けたら飲まされるイメージがありますね。
ÜSA 現地の人にそれを話したら、「もっと味わう飲み物なのに」と、
めちゃくちゃ残念そうにするんですよ。
北里 ですよね、6 年かけて丹精込めて育てたアガベから
作られているのに。
ÜSA そう。テキーラショットを、「うわぁーマジかー」と常に一気で 飲まれるわけです。
北里 それは悲しいですね。
ÜSA だから「日本でのテキーラのイメージを変えたい」と思うんです。
北里 味わって飲んでほしいと。
ÜSA 是非。ショットで一気飲みではなく、
ロックやカクテルで楽しんで 欲しいですね。だから、テキーラのイメージを変えるためにも、テキーラをあまり飲んだことのない方々、
女性にも呑みやすい、爽やかなテキーラを目指しました。それを現地 メキシコの蒸留所の スタッフに相談したら、「メキシコにもそういう テイストはまだない。面白いな、やってみよう !」と応援してくれるようになったんです。
何故ブランコなのか ?
北里 ラベルに書いてある【ブランコ】とは、どういう意味ですか ?
ÜSA テキーラは熟成の仕方によって香り・味が変わります。
【ブランコ→レポサド→アネホ→エクストラ・アネホ】という熟成の名称
があり、ウイスキーのように樽を使い熟成するんです。左から右にかけて 熟成期間が長くなり、色合いも濃くなります。
そして 唯一、樽を使わず、色が透明なテキーラが【ブランコ】なんです。 最も熟成期間の長い (1 年以上 ) テキーラ【アネホ】は甘みやコクがあり、 僕も好んで呑んでいるのですが、長期間の熟成により、ウイスキーに近い 香り・味となります。その点、【ブランコ】は雑味がなく、キリッと クリアな味わいに植物本来の甘味もあり、翌日に残りにくい味なんです。
飲みやすく、踊りやすいテキーラなら【ブランコ】がベスト、だと 思います。さらに、2 ヶ月以上熟成させた【レポサド】を 20% 混ぜること で、香り高く仕上げています。味がスッキリしているため、ロックだけで なく、フルーツジュースやソーダで割るなど、いろんなカクテルで楽しむ こともできるんです。
6 年経てやっと完成した念願のテキーラ
北里 メキシコとやりとりをしてテキーラの味を
仕上げていったんですか ?
ÜSA 何回も航空便で試作品を送ってもらって微調整を繰り返しました。 メキシコタイム ( おおらかな時間感覚 ) や、
メキシコマネー ( 警察も役所も、お金で動く世界 ) など、 文化の違いにも苦労しましたね。
北里 中南米あるあるですね ( 笑 )
ÜSA そう。ようやく輸入が決まりそうな時に大統領が変わり、
その下の スタッフも変わって、申請がイチからやり直しになったことも。 だから、CRT マーク ( テキーラの製法や原料などの決まりを守ったお酒 のみに与えられる、言わば【オフィシャル】なテキーラの称号 ) を取るのが一番 大変でしたね。でも間に入ってくれたメキシコの友人に 助けられて、なんとか 6年かけて完成させることができました。
ÜSA さんこだわりのパッケージ
北里 このパッケージも ÜSA さんがデザインしたんですか ?
ÜSA はい。テキーラは原料アガベの葉先を切り落とした【球茎】を
使うんですが、それが僕にはミラーボールに見えて。
北里 ダンサーならではのアイデアですね。
ÜSA だからボトルキャップをミラーボールにして、ラベルには葉先を 七色にした、【レインボーアガベ】を使用しました。
飲んでハッピーになってほしいので、とにかくハッピーで、カラダだけで なくココロも踊るようなデザインを目指しました。
北里 今回 NORTH VILLAGE にて HAPPiLA を提供させていただきますが、最後にお客様に向けて一言お願いします。
ÜSA クラブシーンにはもちろんのこと、どんなときも【ココロオドル】 お酒。シーシャにもぴったり。NORTH VILLAGE に集まる皆さんも、 HAPPiLA を是非お楽しみください !