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#01 【情報を知ること】より【行動すること】がモノを言う

「【大バカ】なヤツは、成果を出すまでのスピードが速い。
迷わず即行動に繋げるからだ」

前著『GACKTの勝ち方』は20万部を突破! 芸能界での長きに渡る第一線での活躍や、実業家としての高い実力も広く知られるところながら、直近ではYouTuberとしての活動など、数多に渡るジャンルで大躍進を続けられている、GACKTさん。

今回は、GACKTさんをお招きして、2021年1月8日発売の『GACKT超思考術』制作にあたり、インタビューを行いました。今回も、人生の参考となるような要素が満載の、【GACKTさん節】が大炸裂!

NORTH VILLAGE代表・北里洋平が聞き手となり、今回は、人生の【成功】 もとい【成幸】者となるためにGACKTさんが大切にしている【思考】の持ち方について、深く掘り下げます。【結果の出し方】【稼ぎ方】【話し方】【人間関係の作り方】【身体の作り方】【生き方】…あらゆる角度から浮き彫りになる、GACKTさん独自の超思考術とは…?

GACKT

1973年、沖縄県出身。ミュージシャン、俳優、タレント、ポーカープレイヤー、実業家、慈善活動家、YouTuberなどとして、幅広く活躍中。自らを“表現者”と称し、枠にとらわれない多才ぶりを発揮する個性派アーティスト。 男性ソロアーティストとしては、シングルTOP10獲得数・歴代1位を保持している。現在は、マレーシア・クアラルンプールに在住。

[GACKT公式サイト]

北里洋平

1980年埼玉生まれ、南米チリ育ち。自伝家。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、株式会社日立製作所に入社。会社員時代、処女作『若きサムライ、その声を聞け』を出版。27歳で結婚。第一子の誕生を機に、自伝中心の出版社NORTH VILLAGEを設立。現在は世界中に18店舗の飲食店を経営。また、出張買収24時(リサイクル事業)、東京アジト(不動産事業)、NORTH VILLAGE EDITORIAL STUDIO(オンラインサロン)など、旅をしながら遊びを仕事にするスタイルで、活躍の場を拡大中

[北里洋平公式サイト]

情報は、【知ること】でなく、それを使って
【体験すること】で初めて意味を持つ

北里 今日は、GACKTさんにお越しいただいて、NORTH VILLAGEから1月8日に出版を控えた『GACKT超思考術』制作に向けて、いろんな質問をしていきたいと思います。

まずは、前回出版した『GACKTの勝ち方』が、いきなりの大ベストセラーになっているんですけども、それを受けてどのように思われていますか?

GACKT この本をキッカケに、多くの人が、ほんの少しでも背中を押されたような感覚も含めて、前に進んでくれればいいなぁ。その手助けをできればいいなぁ、っていうのが正直なところかな。

ボクが、ボク自身に対していろんなアドバイスや答えを求めてくる人たちに必ず言うことは、「情報は提供できるし、最短コースを行くためのHow toは教えてあげられる。けど、結論はオマエ次第だからな」っていうこと。これは必ず付け加えて、わかってもらうようにしていて。

ボクはこういう考え方、こういう思考で、これまで生きてきたっていうことは語れる。
けど、それは【特別な思考】なのか?【ボクにしかなかった思考】なのか?
っていうと、かつてのボクは全然そんなことはなくて。

振り返ってみると、ボク自身、19までの頃っていうのは、本当に排他的で、破壊的で、ネガティブで…。今になって冷静に考えてみても、すごくダメな人間だったんだよね。
何をもって「ダメ」って言うのかが具体的に難しかったとしても、
とりあえず【イケてない】ヤツだった。

北里 【自分がキライ】みたいな感じだったんですか?

GACKT それもあったし、何かがあると「何で自分だけこうなんだろう」とか、「何で人はこうなのに、自分はこうなのか」とか、マイナスに考える思考だったね。

でも、ボクは19の頃に、ある人と出会って。
そして、その人がボクのメンターになってくれた。
で、ボクはその人のもとで、いわゆる【成功哲学】【帝王学】って呼ばれるものを、1年間ベッタリくっついて学ぶことができたんだよね。

そして、それがキッカケで新たな思考を手に入れることができて。
そこから、明らかに自分は変わった。
明らかに「自分が、ここから始まるんだ」ってことを感じたんだよ。

北里 行動より、思考を変えるのが先だったってことですか?
思考が変わって、行動が変わった。

GACKT もちろん。だけど、さっきの【この思考や考え方は、ボクだけが持ってたモノなのか?】っていう話に戻るんだけど。

ボクが教えを受けた、その人の周りには、大勢の人がいて、ボクと同じように教えを受けていた。それなら、その人たちも、実際に成功したのか?…ほとんどしてない。じゃあ、それはなぜか?

ボクは、一番後ろで、そのボクの恩師に当たる人の話を聞いていた。そこから、教えを受けているみんながすごく真剣になって話を聞いている様子を、全体的に、客観的に見ていた。そして、ただただ「すごいなぁ」と思っていたんだ。みんなをそこまで真剣にさせるこの人は、やっぱりすごいんだな、って感じてた。

そして、話が終わって場を後にして帰るときには、その日聞いたことを受けてすごく【焦ってる自分】がいたんだよ。

北里 話を聞いた上で。

GACKT そう。
「何をしなきゃいけないのか」、「どういう行動をしなきゃいけないのか」。
ひとりで勝手に興奮して、勝手に焦ってた自分がいたんだ。

ところがそのとき、話を聞き終わって、一緒に外に出て帰ろうとしている他のみんなの言葉が耳に入った。
そしたら、彼らは「いや〜、今日もいい話だったね」っていうリアクションだったんだよ。

ボクはそれを聞いて、すっごく驚いて。みんなは、「いい話だったね。じゃあ、お疲れ様〜」みたいな感じだったわけさ。

「この違和感は何なんだろう…」って思ったんだよね。もう焦って「動かなきゃ、動かなきゃ」って思ってるボクと裏腹に、ほとんどの人たちは、「いや〜今日も、多くのことを学べて良かったね!いい話だったね!
お疲れ様でした」っていう。そのテンションに、すごく違和感を感じて。

今ってさ、情報を獲得するスピードがすごく早いじゃない。ボクが20歳の頃の状況と、今のググればいろんな情報を手に入れられる状況だったら、今の方が圧倒的に早いよね。

有益な情報も実は転がってて、探そうと思えば探せる。
むしろ、情報が多すぎて審美眼が問われるけども、選別する眼さえあれば、きちんとした有益な情報だって手に入る。

情報っていうのは、たとえば【ある思考に基づいて行動するときに、より最短距離で、より最短時間で、結果を出したい】っていうことを求めている人にとっては、有益なモノだと思うんだよ。

ところが、情報を【知る】ことと、【理解して、それを自分の血肉にしていくこと】とは、まったく意味が違っていて。

これはボクがずっと思ってることなんだけどね。

【人から話を聞いた】と、【自分の目で見た】には、あまり大差はなくて。 本当に自分の体の中に入って、思考となって、行動にまで現れる。っていうところに行き着くまでっていうのは、その人自身の問題なんだよね。

ググって調べたことの85%は忘れる。

GACKT いくら本を読もうが、いくら有益な人と話をしようが、周りに経営者がたくさんいて、いくら彼らからいろんな話を聞こうが、その人自身が、それらの言葉を自分のモノにできなかったら、それは何の意味もなくて、ただの情報でしかないんだよ。

ボクは、あの環境にいたからかもしれないけど、逆にそれに気づかされた。

ボクの周りにいた、たくさんの人たちは、ボクの恩師の言葉を、真剣になって聞いていたようだけど、実は、ただ聞いていただけ。
未知の話だから【情報として新しい】っていうことに感動しているだけで、決して自分自身の血肉になってない。思考のひとつにすらなっていない。
ただ、彼らはその話を【情報のひとつとして知った】だけ。

外に出た瞬間の彼らの態度を見て、そのことに気づいたんだよね。
「この人たちは何も理解してないな」と思った。
そして、「このままだと、ダメなんだな」ってことに気づいた。
「この人たちと同じレベルだと、何も成功しないんだな」ってことにも。

情報っていうのは、知ることに意味があるんじゃない。
体験することに、意味がある。
自分が、それを知って、ひとつのツールとして使ってはじめて、意味がある。

だから今のネット社会っていうのは、やっぱり良し悪しだよね。
たくさんの情報が手に入るから、みんなすごく【知った気】になる。

でも実際は…以前読んだレポートに書いてあったことで、「その通りかもしれないな」と思ったのは、【ググって調べたことの85%は忘れる】っていう事実。

北里 ああ…その場限りで通過していっちゃうケース、ありますね。

GACKT ただ【調べた】っていう行為があるだけで。その瞬間に調べたことを、その場にいる誰かに「こういうことなんだよね」って伝えたり、その場で自分が納得することはあっても、何ひとつ経験が伴ってないから、内容そのものは覚えてない。つまり、自分のものになってない。

その理由は、ひとつは【体験が足らない】【行動が足らない】っていうことが何よりも大きいのかもしれないけど、ボクが思うのは、「そもそも、みんなの根本的な考え方が間違ってるんじゃないの?」っていうこと。

結果を出している先輩たちの言葉を聞いて、
【思考】を変えろ。

GACKT 「多くの人の意見を聞け」っていう人、いるじゃない。話を聞くことや、人の意見に耳を貸すことっていうのはたしかに大切なんだけれども、ボクはそれだけでは違うと思ってて。

大切なのは、【誰の意見を聞くのか】ってことで。

ボクが人の意見に耳を傾けるときっていうのは、自分が何かをやろうとしていて、で、行き着く先の明確な形が見えていて、でも、そこに行くのに必要な情報が足らなくて。

そういうときに、「そこにどうやったら最短時間でいけるか?」「最短距離でいけるか?」っていうことを知っている人たちや、それをもうすでに経験して結果を出して成功している人たちの言葉は、聞くようにしてる。

もちろん、その全てを心の中に入れるというよりかは、話をたくさん聞いた上で、選別して。自分が「コレが正しい。コレは間違ってないだろう」と思うものを、チョイスする。で、それをさらに、行動に変える。っていう、パターンになる。

だけど、多くの人は【たくさんの人の話を聞く】だけで、そこからは経験していない想像上の話だけで「ああでもない、こうでもない」っていうことを、やたら言う。それは、もはやほとんど意味のない情報というか。

北里 本でもそうですし、たとえばメンタルのセミナーとか講演会とかもそうだと思うんですけど。そういうもろもろに参加して、「いい話を今日聞けた」って言って、その時点で満足して笑顔になってる人は、【いい話を聞くこと】自体が目的になってるんでしょうね。

GACKT そう。だから、そこは目的じゃないんだよ。 たとえばいろんな講演会行ったりとか、「自分のメンタルをポジティブにしたい」っていう思いがあるのはいいことであると思う。
けど、【講演会に足を運ぶ】という行為そのものが今まで自分になかった人たちは、そこに足を運んだだけで「自分という人間は、一歩前進した」という認識が強すぎる。
「そこに行っただけで、自分が変わった」って思ってしまう。

でも人間って、そんな簡単に変われないんだよ。
「人が言ったことを受けて感動して、変わった」?
いや、そんな簡単に変わらない。
根本的なものは、自分の積み重ねた体験や、経験や、結果がよっぽど伴わない限り、変わらないんだよ。

北里 そうですね。

GACKT ただそこの、行動の基盤になる考え方っていうのはある。
それこそまさしく、ボクが言っている【思考】って呼ばれるモノで、【何をしなければいけないか】を導き出してくれる、すべてのおおもとだよね。

【思考】があれば、もちろん容易に行動はできるんだけど、その基盤になる考え方っていうのはきちんと【行動する人】にとってこそ必要なモノであって、【行動しない人】にとっては、ただのイチ情報でしかない。
だから、「あ〜、いい話聞けた」っていうふうになって終わるだけなんだよね。

それは、本当に意味がない。なのに、そういう人たちに限って、むしろ、いろんな人たちの本読んでるし、いろんないい話を聞きに行ったりしてる。

行動して結果を出すまでのスピードが
一番速いのは、【大バカ】な者たち

GACKT すごくわかりやすいたとえを言うとね。 昔、メンターに、「【大バカ】と【バカ】、【秀才】…まあある程度賢い人と、【天才】。この中で、誰が一番結果を出すのが早い?」っていう質問をされたことがあったんだよ。

で、ボクは【天才】って答えたんだけども。
でもその人は、「行動して結果を出すまでのスピードが一番速い人は、
【大バカ】だ」
って言ったんだよね。
まあもちろん、それは事業の大きさや、プロジェクトの難易度によるんだけれども、根本的な話として。

なぜなら、何も考えないから。「やれ」って言われたことを、ただ純粋にやって、【結果を出す】っていうところまで、必死になってやる。

で、その次に結果を出せるのが、【天才】。
「やれ」って言われたことに対して、まず考える。
で、どうやったらそこに辿り着くための早い方法があるんだろうか?っていうことを、思案してから、動く。
しかも【天才】は、【動かないと、結果が出ない】っていうことがわかっているから、ちゃんと動く。

北里 ああ、なるほど。

GACKT で、「いわゆる【バカ】と、【普通の人】…ちょっと頭がいい人たちは、結果が出せない」って言うんだよね。

これは、頭がいいか悪いか、っていうところで結果が出る出ないの話をしてるんじゃない。
すべきことの内容を理解しているかどうか、理解できているかどうかはどうでもいい。
そもそも、そこに行動が伴ってないから、彼らには結果が出ない。

で、この話は、ボクが19の頃に聞いた話なんだけども。
たとえば、日常のちょっとしたことや、くだらないことでも、こういう違いって、やっぱり出るんだよ。

たとえば、わかりやすく言うと【ナンパ】。これ、仕事じゃないよね。
若い男の子たちが、街に出て、女の子に声を掛ける。「今日一緒に、これからご飯食べない?」っていう。

ところがナンパをしたことのない子たちは、どうやってナンパしたらいいかわからない。で、すごくさっきの事例に似てるな、と思ったことがあったんだけど。

ナンパをやりもしないのに、「どうやって声を掛けたらいいか」っていうその言葉をやたらたくさん聞きたがるんだよね。
さらに、「でも、こういうふうに言われたらどうしたらいいんですか?」っていうのを何パターンも聞いてくるわけ。

北里 想定問答集が必要になってくるわけですね。

GACKT そう。だけど、速いヤツは、「こうやって一言声を掛けたらいいよ。あとは笑顔で」っていうすごく簡単なキーワードで、「行ってきます」って言って走ってくんだよ。何も考えてない。

だけど、「こうやったらいいよ。顔は関係ない。笑顔でこの言葉を言って、あとは、相手が乗り気だったら、そこから楽しい話すればいいよ」っていう簡単な言葉だけで、もう、その言葉を聞いた瞬間に、「とりあえず行ってきます」って、【まず行ってくる】んだよ。

で、とりあえず行ってきて、試すんだよ。もちろん失敗もするんだけど、何人かに対してやってるうちに、成功するんだよね。
与えてるキーワードなんていうのは、本当に少しなんだけど、すごく行動が早い。それで、言われたことから自分で行動してみて、結果的に「ナンパできました」って連れてくる。

だけど、まだボクの周りには、イケてない子たちがたくさんいて。
その子たちは、「こういうふうに言われたらどうやって答えたらいいんですか」「こんなふうに言われたらどうしたらいいんですか」「こんなふうに言われたら、立ち直れなくなるかもしれない」とか、よくわかんないことを言い始めるんだよ。

これって、さっきの話と似てない?
行動を伴わない人にとっては、どんな情報もまったく無意味。

そして、さっき「【大バカ】が一番行動が早くて結果が出せる」って
言ったのは、【悩む】っていう行為をしないから。

言われたことをパッと受けて、「あぁわかりました」ってパッっと言って。で、それがたとえ失敗しようがうまくいかなかろうが、気にしてない。
ここポイントだよね。

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