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#01 出会いから振り返る、「旅を仕事に」した10年間

勉強という【義務】と、追いかけたい【夢】の間で葛藤していた。
親の反対を振り払い、地元を飛び出した青年が自力で掴んだ、
【自分の選んだ人生を生きる方法】

チャンネル登録者数130万人超を誇る、人気YouTuberのジョーさん。
時に「無謀」とも評される、旅やディープスポット探訪、
サバイバルに代表される挑戦の数々は、人々の心を惹きつけて止みません。
同じく旅を愛し、海外放浪の遍歴を長く持ちながら、国内でラジオパーソナリティーとしても活躍していた、ロバート・ハリスさん。今回聞き役となるハリスさんが
引き出すジョーさんのお話からは、どんな思考に裏付けられたチャレンジにまつわるエピソードが聞けるのでしょうか…?
ジョーさんが人気YouTuberに至るまでの物語を追いながら、そこに隠された
【純度100%の自分を生きるコツ】を探ります!

JOE

JOE

1991年、大阪生まれ。プロボクサー、自身で作り上げたBarの
オーナーという来歴を経て、YouTuberとして活動を開始。
運営するチャンネル『ジョーブログ』は、登録者数133万人を
超えている(2020年10月現在)。
動画のテーマは【チャレンジ】。旅動画やディープスポット、
サバイバル系などの時に無謀な挑戦を配信し、チャンネルの
総再生回数は4億回を突破。
現在も、新たな挑戦を続けながら、動画配信を始め、出版活動、インフルエンサー事務所設立など、幅広く活動している。

[JOE VLOG]

ロバート・ハリス

1948年、横浜生まれ。大学卒業後、東南アジアを皮切りに、
バリ島に1年滞在、オーストラリアに16年滞在し、
放浪の旅を続ける。シドニーでは、書店と画廊を兼ねた
『エグザイルス』を経営。香港で映画制作に携わり、帰国。
その後、FMラジオやJ-WAVEのナビゲーターとして活躍し、
注目を浴びる。過去に英語教師としての職歴も持つ。
現在は、作家としても活動中。

[ロバート・ハリス公式サイト]

NORTH VILLAGE・北里洋平とは「ウマが合いすぎる!!」

ロバート・ハリス(以下ハリス) 今日はジョーさんに、
根掘り葉掘り聞いていきます。
まず、ここノースヴィレッジには、どうやって辿り着いたの?

ジョーブログのジョー(以下ジョー) 最初は、シーシャバーのスタッフさんのご縁でお客さんになったのがキッカケでしたね。

それから、ノースヴィレッジの北里洋平さんが書かれている
『ワルあがき』っていう自伝の存在が、SNSか何かで流れてきたのを
たまたま見つけて。

GACKTさんや窪塚洋介さんが『ワルあがき』の帯コメントを書かれて
いるのにも惹かれて、買って読んでみたら、「オモロすぎる!!」と。
「めちゃくちゃ面白い人生送ってる方なんやな」と感じて。
その頃すでにノースヴィレッジのシーシャバーにはよく通ってたので、
例のスタッフさんに連絡して、洋平さんを紹介してもらって。

それでお会いしたら、僕的には「スッゲェ意気投合できる!!」っていう感覚があったんですよね。そこから、もう流れで、
ここ一週間くらいで3〜4回会ってますね(笑)

ハリス たしかに、結構やってることも似てる部分が多いんだよね。

ジョー いやもう、共通点も共感する部分もめちゃくちゃ多くて!
「これ、僕や!!」って、思いました。

「【人気者】や【ヒーロー】になりたかった」

ハリス じゃあ次に、ジョーのバックグラウンドから
順に聞きたいんだけど。大阪出身だよね?
どういう幼少期を過ごしてきたの?

ジョー 幼少期は結構普通です。
ただ、親が離婚したりとか、家庭環境が複雑で、だからこそ、
多分【自分の人生をどう生きていくか】っていうことを、
結構見つめ直してきた
部分はありましたね。

ハリス 目立ちたがり屋だった?それとも結構静かなタイプだった?

ジョー 静かでしたね。はじめは、どちらかというと人見知りというか。
やっぱり家庭環境の問題もあったんで、
「自分から、誰かが離れていくんじゃないか」とか。

ハリス そういう恐怖心があったんだ。お母さんが自分の元を離れていったみたいに、また、自分にとって好きな人が離れていっちゃうんじゃないかっていう。

ジョー そうですね。そういう寂しさを感じてましたね。
だから、人に対して気を遣ってました。

でも、だからこそ多分、たとえばテレビのスターの人たちや、映画の
主人公とか、漫画の主人公とか、「輝いてる人たち」に対しての憧れも、
やっぱりすごく強くて。
「【人気者】になれたら、自分も人に好かれるのかな。注目を浴びられるのかな」みたいな。そういう承認欲求が高かったんやと思います。

ハリス 人見知りの自分から、今みたいに人前へ出たり、
人がちょっとやらないようなことをやるようになったのには、
何かキッカケがあったの?

ジョー まず、「どうしたら、そういう映画の主人公みたいな生き方が
できるんだろう」みたいなことを考え始めた時に、全員に共通していたのが、【自分の心のままに、自分のやりたいことをやってる】っていうところだったんですよ。

それで、そういう人たちの本を読んでいったり、映画を観たり
していったんですよね。そうする中で徐々に、ふつふつと、自分の中で
燃えたぎってる【ハート】みたいなものを感じる
ようになっていって。

でも、「まだそれ、出せないな」と思って。

それで、普通に小中高と行って、それから【大学】ってなった時に…
受験って、いきなり、人生の選択を狭めるじゃないですか。それでも、
「とりあえず、やりたいことないから、普通に受験しようかなー」
みたいな感じやったんですよ。当時進学校にいて、頑張って勉強して
入った学校で、そこにいるみんなと、また次は大学のために、
普通に勉強しよう、っていう感じで。

ただ、なんかどこかで…「自分の中で【人生の答え】が見つかってない
にも関わらず、このまま勉強やってていいんかな
」みたいな。

ハリス それはきっとたくさんの大学生が思うことだけど、でも周りに
従って進学して行っちゃうんだよね。で、わからないままで、
サラリーマンになっちゃったりする。

ジョー でも、それでもいいかとも思ってたんですけど、
「このままやったら、自分が思ってるようなヒーロー、【カッコイイ大人】に、なられへんのちゃうか」っていう疑問もあったんですよね。

「心乗らない日々を過ごす俺。カッコ悪ー!!」

ジョー そんな時に、テレビでボクシングの世界戦の中継をやってて。

世界戦って、試合前に、ドキュメンタリー形式で、選手の軌跡や【想い】みたいなものを流すんです。「これまで家族にこうやって支えられて、
その想いを背負って、リングの上に上がるんだ」みたいな。

で、リング上がったら、バチバチに殴り合いしてるわけじゃないですか。汗とか血とかほとばしって。「なんてカッコイイんだ、この人たちは」と。

ハリス それって、誰だか覚えてる?

ジョー いや、何個か観たんですよ。その時結構格闘技ハマってて。
それこそ、亀田3兄弟とか、長谷川穂積さんとか、内藤さんとか、
まさにあの頃で。
「なんてカッコイイんだ、この人たちは。第一線で、自分の体張って、
人々の想い背負って…」と思って。

それで自分自身の、
その時の状況を振り返った時に、
「いや、俺、カッコ悪ー!」みたいな。

そう思った次の日にはもう、ボクシングジムにいましたね。
うち、当時は、親が結構厳しかったんですよ。割と型に嵌めてくるような、いわゆる「厳しい親」で。
だから、もう親に内緒でボクシングジムの門叩いて。勢いで、
「プロになりたいです!!」みたいな。

ハリス 受験はもう、置いといて?

ジョー その時はまだ、頭の中にはあったんですよ。

ハリス じゃあ両方やってみようと。

ジョー はい。一回ちょっと、選択を広げてみないと、答えって
見つからないなぁ
と。人生のメニューが1つしかなかったんですよ。
いわゆる【レールの人生】って言うんですかね。それも素敵だなぁとは
思うんですけど、ただ自分は、この葛藤の答えを見つけたいな、と思って。で、「とにかく飛び出してみないと、選択も増えないな」と思ったので。

それで、ボクシングジムの門叩いて「入会します!」みたいな。
で、親の同意書みたいのが要るんですよね。これも、大体実家で印鑑の
位置ってどこに置いてあるかわかるんで、勝手に押して、みたいな。

そんな感じでボクシングやってたら、
やっぱり【できないことができるようになる】実感って、僕的にすごく、人間的に成長してる気分になれたんですよ。初めは受けられなかった
パンチとか、怖かったものが、受けられるようになったりとか、ミットの音が変わったりとか。もう、ドハマリして。

ハリス それまでは、あまり体育会系の人間じゃなかったの?

ジョー そうですね、サッカー部だったりはしましたけど、体育会系っていうよりもいわゆる、ガッツリ【ゆとり世代】だったんで。
なのでそんな感じじゃなかったです。

でも、ボクシングのジムは、めちゃくちゃ体育会系で。一個一個
学んでいく日々やったんすけど、僕の中ではもう、
スイッチが入り出してるんですよ。
「とりあえず今はボクシングやりたい。将来どうなるかわかんないけど、とりあえず今僕、プロになりたい」。「でも勉強も続けなければいけない」
って。さらになんか葛藤が、ぐちゃぐちゃになっていってんですよ。
「じゃ、どうしたらいいんだろう?」っていう。

じゃあ、毎日のようにジムも行きながら、かつ、受験勉強もする。
でも、ジムに行けば行くほど、強くはなるんですけど、
受験勉強から遠のく。受験勉強やればやるほど、そりゃ自分がやりたい
ボクシングから遠のく。この2つやったんすよね。

ハリス 葛藤だね。

「学校放ったらかしても、プロになりたい」

ジョー そんな時に、自分のトレーナーが、
「ちょっと、お前さ」みたいな。

やっぱりジムって、世界ランカーとかプロの方とかを中心に教えてるんで、僕みたいな、まだまだペーペーの練習生って、あんまり
見向きもされなくて。だからこそ、自主練が多くて、プラス、ミット打ちとかできるかどうか、ぐらいだったんですけど。

そうしたら、プロの方たちの指導で忙しいはずの、自分のトレーナーが
声かけてくれて、「そんだけ練習とか、1人でも熱心にやってるなら、沖縄に、具志堅用高さんを育てた方がいて…」。

沖縄ってすごくボクシングが強いんで、世界チャンピオン何人も
排出してるんですけど、具志堅さんや世界チャンピオンを何人も育てた、師匠の金城さんていう方がいて。
基本的に、アマチュアやオリンピックの世界がメインで、
プロになるまでの道のりを構築されてる方なんですけど。

沖縄って、成人式荒れたり、不良も多かったりするじゃないですか。
それを、ボクシングの世界を通して更生する、みたいなこともされてて。
それで当時、学校で非常勤講師として監督されてたんですよね。

で、僕のトレーナーが「ちょっと、会いに行ってみたらええんちゃう?」みたいな。「かなり厳しい方やけど、勇気あるんやったらちょっと電話してみたら?」って、学校の名前だけ聞かされて。
ホームページ見たら、電話番号が載ってるんですよね。

で、次の日、当たり前のように制服着て、学校までチャリンコ漕いでたら、いつの間にか、公園に行ってて。もう遅刻してるんですよ。でも、公園で、電話番号とずっと睨めっこしてて。30分ぐらい。

で、「よし!!」と思って、ボタン押してかけたんですよ。
ダイヤルが鳴って、「うわ、繋がった!」と思って。その学校の方が出て。

「僕、これこれこういう者で、ボクシングのプロになりたいなぁと思って、今まだかじりたてなんですけど」みたいな。
「でも今、すごくボクシングが好きで。だけど、ただ、勉強もやらなければいけない葛藤で今、さいなまれてて。
ちょっとどうしていいかわかんないんで、一目でいいんで、金城さんって方にお会いしたいんです」って言ったら、快く繋げてくれて。

で、金城さんにも、同じように、想いをこう「ブワッッ…!」って
喋ったんですよ。
もう何喋ったか覚えてないんですけど。

そしたら、その金城さんが
「沖縄来たらいいさ〜」みたいな、
ラフな感じで(笑)
「ボクシングが好きでアツい若者、俺すっごい好きだから、
来たらいいさ〜」って言われたその一言で、僕もうスイッチ入って。もう勉強なんて一切、手につかないっていうか。

そっからとりあえずお金貯めて、すぐにでも、沖縄に行こうと思って。
朝は新聞配達始めて、学校に行って。夜も、バーとかで働いたりとか、
とにかくバイトで全部埋めて。で、寝る時間も惜しんで、
やっぱりボクシングもやりながら、朝も走って。
…みたいな日々を送っていました。

ハリス 一気にモチベーションができちゃったワケね。

ジョー はい。で、お金貯めて、
その2ヶ月後ぐらいには、沖縄行ってたんですよ。

ハリス 行ったんだ。

ジョー 学校も放ったらかして(笑)
冬で、受験期真っ只中だったんすよ。
その時期にもう、僕だけポンと沖縄に飛んで。

ハリス 受験も放っぽりだして。

ジョー はい。…で、その方にお会いして、
お家に泊まらせてもらいながら、その方の勤めてた沖縄尚学高校のボクシング部の子たちと一緒に、もう毎朝。夕方も練習室、
みたいな日々を、2〜3ヶ月過ごして。

みんながみんな、【ボクシング】っていう夢を追ってて、目がキラキラ
してて。そういう気持ちや時間を、毎日共有する仲間たちがいて、その日々が刺激的すぎて。

体はもうついていけないぐらい、めっちゃ苦しいんですけど、ただ、何か心地いいんですよね。何かに向かってるというか。それを頑張れてる
自分、ってなったら、どんどん自信がついていくんですよね。自分で
初めて、何かを選んで、遠くまで行って、やりたいことやってる。

そういう日々がすごく刺激的やったんで。

「よし、一回ちょっと、大学も行かんとこ!」と。「何がどうなるか
わからないけど、とりあえずボクシングのプロにはなりたいなぁ」って
いう感覚で。最後、高校の卒業式の前日に帰ったんですよ。それはそれで結構大変やったんですけど。

割と勉強に関しては要領が良くて、結構評定とか、点数は取れてたほう
やったんですよ。でも、沖縄から、反省文送ったりとかして、
反省文付きで卒業できて。

で、卒業式行ったら、周りみんなザワザワしてるんすよ。
「将来、大丈夫なん、お前?」みたいな。

ハリス もうほとんどは、進学組だよねぇ。

ジョー はい。親も結構カンカンやったんですけど、僕が無鉄砲に
「もう、行く!」って決めてたんで、何回も説得して、「もう勝手にせぇや」状態やったんですよ。ほぼ勘当されてるみたいな感じやったんですけど。

でも最後やっぱり、沖縄出る最終日かその前日ぐらいに、
練習に親父も顔出してくれたりとかして。

ハリス いい親父さんじゃん。

ジョー その時は大っ嫌いでしたけどね。
僕がやりたいこと、全部が全部反対するんで。だからどっちかって言うと、
もう反対を押し切ってやってたっていう状態ですね。
ただ、心配やからやっぱり来てくれる、みたいな。

なんとか高校も卒業して、
フリーターとしてバイトしながらボクシングやってたんですよ。
19歳になったときに、なんか僕の中で、勝手な決めつけでは
あったんですけど「ターニングポイントや」って。
やっぱり10代最後ですし。あと1年ぐらい練習して、
ハタチになったあたりで、プロテスト受けれるんじゃないかなぁどうかな、みたいな感じではあったんですけど、「これ、まだまだやなぁ」と思って。「じゃあ自分にとって何か、やっぱプロになる上で自信になるモンを身につけておきたいな」と。マインド上もそうですし。リングの上に立った時に、
「アイツよりも俺がこういう部分は勝ってるな」っていう、
ハート的な意味としても。もちろん練習量では絶対やとは思うんですけど。
…ってなった時に、受験勉強やってた頃の記憶が蘇ってきて。そん時に
出会った『バックパッカーズ読本』って本のことを思い出したんです。

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言葉との出会いが人生を変える!
525の格言集(アフォリズム)

オスカー・ワイルド、ヘミングウェイ、ウディ・アレン、
ボブ・ディラン、ニーチェ、カミュ、ブコウスキー、
モハメド・アリ、パリス・ヒルトン・・・

ロバート・ハリスが世界から集めた、
人生をより深く生きるためのアフォリズム。